溜まった名刺を「動画」で一気にスキャン!チョイデジ化で営業事務の絶望を救いたいーー

みなさま、お疲れさまです。
今回はちょっと雰囲気を変えて、新シリーズ「チョイデジ化」をスタートします!
このシリーズでは、難しいコードは書けないけれど、日々のめんどくさい業務をデジタルでどうにかスマートに突破したい!という、非エンジニアのリアルな試行錯誤をフランクにお届けしていきます。
記念すべき第1回は、オフィスで一人、スマホを片手に絶望しかけていた私のお話から始まります。


私の会社では、営業さんから「これ、よろしく」と名刺のデータを共有してもらうこともあるのですが、時々やってくるのが「名刺の原本の分厚い束」。

実は私、「チマチマした作業」自体は嫌いじゃないんです。1枚ずつ向きを揃えて、丁寧に扱う時間は、どこか心が整う感じもして。

でも、既存の管理アプリを使って「1枚ずつ、ピントを合わせて、カシャッ……」を何十回も繰り返す作業となると、話は別。

1. 名刺の束が来るたび、私の心がすり減る

「あ、今のボケちゃった」「あ、反射しちゃった」と、完璧を求めて何度も撮り直しているうちに、せっかくの没入感がただの『苦行』に変わってしまう……。

私はINFJ(提唱者)型という性格タイプなのですが、このタイプは「やるなら徹底的に、意味のある形で完璧にやりたい」と理想を追い求めてしまいがちな一面があります。そのこだわりが、名刺スキャンという単純作業において、自分自身を追い詰める原因になっていたんです。

しかも、私の周りはゴリゴリのエンジニアさんばかり。 オフィスには、彼らが高速でコードを書き上げる「カチカチカチッ!」という小気味よいキーボードの音が常に響いています。

そんな中、一人で名刺の束を手に持ち、スマホで「パシャッ……パシャッ……」と1枚ずつ撮影している自分の姿。なんだか時代に取り残されているような、「私だけアナログで、すみません……」という何とも言えない肩身の狭さを感じていました。

2. エンジニアじゃない私が見つけた抜け道:「1枚ずつ撮らない」

「サクッとプログラム組んじゃえば?」と言われそうな環境で、コードは書けないけれど、なんとかして私もスマートに、そして静かに解決したい。

そんな「エンジニアじゃない私」が見つけた、効率と心の平穏を両立させるライフハック。それが、動画で一気に取り込む「チョイデジ化」でした!

3. やってみた手順(非エンジニアのリアル)

3-1. 名刺をパラパラめくる動画を撮る

スマホを固定して、名刺を1枚ずつ置いてはどかす。あるいは、パラパラ漫画のようにめくる動画を撮ります。

3-2. Gemini(AI)に動画を丸投げする

GoogleのAI「Gemini」に、撮った動画ファイルをアップロードします。

3-3. 魔法の呪文(プロンプト)を唱える

こんな感じでお願いしてみました。

「この動画に映っている名刺の情報をすべて読み取って、必要なデータをExcelのような表形式にまとめてください」

4. 結果:10分の苦行が20秒の動画で終わった

これ、すごいです。 Geminiが動画をじっくり読み取って、文字起こしどころか「整理されたデータ」として吐き出してくれました。

  • 1枚ずつ撮る手間: ゼロ。
  • 入力ミス: ほぼナシ(AIの進化、恐るべし)。
  • 心の平穏: 爆上がり。

今までの「パシャッ、確認、パシャッ、確認……」という細切れの作業は、集中力が削がれて本当に疲れるんですよね。動画で一気に撮るスタイルなら、自分のリズムを崩さずに済みます。

さらに感動したのが、Geminiには「Google スプレッドシートにエクスポート」というボタンがあること! わざわざ表をコピー&ペーストしなくても、ワンクリックで新しいスプレッドシートとして出力してくれるんです。

「Googleスプレッドシートにエクスポート」ボタン
「Googleスプレッドシートにエクスポート」ボタン
出力されたGoogleスプレッドシート
出力されたGoogleスプレッドシート

5. ただ、業務で使うには“壁”がある

簡易的には表にできるものの、「そのまま業務で使えるか」というと、正直まだ壁があります。

  • 精度が撮り方に左右される:反射・ブレ・めくる速度で読み取りが落ちる。逆に言えば、条件を整えれば安定する
  • 表が崩れる:列ズレ・改行混入・会社名の表記ゆれ(「株式会社〇〇」「㈱〇〇」が混在)
  • 個人情報の管理ルールが必要:「とりあえずスプレッドシートに」で済ませると、後で困る

ただ、これらはどれも「撮り方とプロンプトを型にする」ことで、ほぼ解決できます。

6. "自分だけできる"から"社内で回せる"へ

今回試してみて感じたのは、精度を決めるのはAIの賢さではなく、撮り方の型だということです。

プロンプトの書き方ひとつで、列が毎回ズレることも、会社名がバラバラになることも防げます。

そして、そのノウハウを「社内標準」にしてしまえば、担当者が替わっても同じクオリティで回せる仕組みになります。

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