「アプリを作りたいけれど、どのフィールドを使えばいいかわからない」

kintoneを使っていると、「このデータもkintoneで管理できたら便利なのに」と思う場面は多いはず。でも実際にアプリを作ろうとすると、フォームの設計やフィールドの選択で手が止まってしまう方も少なくありません。

そんな課題を解決するのが、kintone公式の「アプリ作成AI」です。この機能を使えば、チャットでやりたいことを伝えるだけでアプリのフォームが自動生成されます。

この記事では、アプリ作成AIの概要・実際の使い方・活用できる業務シーン・注意点までまとめて解説します。

この記事でわかること

✔ アプリ作成AIとは何か
✔ 実際の操作手順
✔ どんな業務アプリに使えるか
✔ できることとできないこと
✔ うまく活用するためのコツと注意点

kintone アプリ作成AIの概要

アプリ作成AIは、kintoneの「アプリ作成」画面上でAIとチャットしながらアプリのフォームを設計できる機能です。 これまでアプリを作るには、「どのフィールドを置くか」「フィールドの種類は何か」「並び順は」といったことを自分で考え、ドラッグ&ドロップで配置していく必要がありました。アプリ作成AIを使えば、AIとの会話を通じてこれらの設計を自動化できます。

利用できる契約プランを確認しよう

kintone AIは、追加費用なしで利用できます。ただし、すべてのプランで使えるわけではありません。利用前に、自社の契約プランを確認しておきましょう。

✅ 利用できるプラン ❌ 利用できないプラン
・スタンダードコース
・ワイドコース
・アカデミック
・ガバメントライセンス(スタンダード)
・チーム応援ライセンス ・試用期間中
・ライトコース

また、利用できるのは「アプリの作成権限」が付与されているユーザーです。

kintone AI 有効化の方法

kintone AI を使い始めるには、まずcybozu.com共通管理者またはkintoneシステム管理者が機能を有効化する必要があります。手順は非常にシンプルです。

1.画面右上の設定メニューから「kintone AI管理」を開く

2.「kintone AIを有効にする」のチェックボックスをオンにする

3.利用したい機能(検索AI・スレッド要約AIなど)を選択してチェックを入れる

4.「保存」をクリックして完了

各機能には個別のアクセス権設定もあります。まずは管理者だけで試してみて、使い勝手を確認してから全社展開するという進め方がおすすめです。

実際の使い方

1.「アプリを作成する」ボタンをクリックし、「はじめから作成」を選択する。

2.アプリ構築画面で、「AI」をクリックし、「アプリ作成AI」を選択する。

3.アプリ作成AIのチャットボットが開く。

4.作りたいアプリの内容をチャットで送信する。AIから質問が返ってくるので回答する。

5.2~3回の質疑でAIがアプリ構成を提案するので、「この内容をフォームに反映」をクリックする。

6.アプリ構築画面にフォームの構成が反映される。適宜修正し、「フォームを保存」をクリックする。

チャット入力のコツ

  • 何を管理したいか」を具体的に伝えるほど、精度の高い提案が返ってきます。
  • 「顧客名・担当者・ステータス・最終連絡日を管理したい」のように、欲しいフィールドを列挙するのも効果的です。
  • 一度のチャットの送信で完璧を目指さなくて大丈夫です。AIと質疑を繰り返すことで設計を深めることができます。
  • 「アプリ作成AI」画面を閉じると会話がリセットされるため、チャット中は画面を開いたままにしましょう。

どんな業務アプリに使える?活用例

アプリ作成AIは、業種・業務を問わず幅広いアプリ作成に活用できます。特に「単体アプリとして完結する」シンプルな管理業務との相性が抜群です。

こんな業務に使える 会話の入力例
顧客・取引先管理 「会社名・担当者・最終連絡日を管理するアプリが欲しい」
日報・週報管理 「日報を登録するアプリ。作業内容・所要時間・課題を記録したい」
問い合わせ管理 「顧客からの問い合わせを管理したい。対応状況もわかるように」
備品・在庫管理 「備品の貸出・返却を管理するアプリ。担当者と期日を記録したい」
採用・応募者管理 「採用候補者の情報と選考ステータスを一元管理したい」
勤怠・シフト管理 「メンバーの出勤日・時間・休暇を記録するシンプルなアプリ」

上記はほんの一例です。「シンプルな情報管理」「記録と確認」が目的のアプリであれば、ほとんどのケースでアプリ作成AIが役に立ちます。

できることとできないこと

アプリ作成AIは非常に便利な機能ですが、万能ではありません。活用前にできること・できないことを把握しておくと、使いどころを見誤らずに済みます。

できること できないこと
「はじめから作成」時のフォーム自動生成 既存アプリの変更・編集
単体アプリの提案 複数アプリをまたぐ連携設計
フィールドの種類・配置の提案 JavaScript/CSSカスタマイズ
選択肢リストの自動入力 アクセス権・プロセス管理の設定

特に注意したいのが「既存アプリの変更には使えない」という点です。アプリ作成AIが使えるのは「はじめから作成」の場合のみ。すでに運用中のアプリに追記・変更したい場合は、従来通り手動での設定が必要です。 また、複数アプリをまたぐ連携設計(ルックアップ・関連レコードなど)や、JavaScript・CSSを使ったカスタマイズも対象外です。こうした高度な設計が必要な場合は、kintoneパートナー企業への相談をおすすめします。

また、アプリ作成AIは、以下のフィールドをフォーム構成の提案に含めることができません。

非対応のフィールド

  • ラベル
  • スペース
  • 罫線
  • グループ
  • 計算
  • ルックアップ
  • 関連レコード一覧
  • テーブル
  • レコード番号
  • 作成者/作成日時
  • 更新者/更新日時

まとめ

kintone「アプリ作成AI」は、チャットで話しかけるだけでアプリのフォームを自動生成してくれる、kintone公式のAI機能です。

  • IT知識がなくても、言葉でイメージを伝えるだけでアプリが作れる
  • スタンダードコース以上であれば追加費用なし・今すぐ試せる
  • ただし「はじめから作成」専用・既存アプリの変更には非対応

「管理したいデータはあるけど、アプリ化できていない」という状況は、アプリ作成AIを使えば一気に解消できる可能性があります。ぜひ一度、気軽に試してみてください。

一方で、「もっと複雑なアプリを作りたい」「複数アプリを連携させたい」「kintone全体の活用を見直したい」という場合には、専門パートナーへの相談が近道です。

もっとkintoneを活用したいが、設計が難しくて止まっている方へ

チョイデジ株式会社では、kintoneをより深く使いこなすためのサポートを提供しています。 まずはお気軽にご相談ください。

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チョイデジでkintoneを導入するメリット

①お客様にとって最適なツールの選定からお手伝いできます。

お客様の事業方針や実現したいこと、IT環境・予算制約等によって適したツールは異なります。
弊社ではkintoneのみを推奨するのではなく、多様なノーコード・ローコードツールの導入支援態勢を整えています。また、他のノーコード・ローコードツールとの比較検討もご支援可能です。

②業務整理や要件定義からお手伝い可能です。

ノーコード・ローコードツールは現場主導で手軽に業務改善を進められる反面、「何を作るべきか」を決める重要性は従来の開発と変わりません。DXの成否は設計で決まります。弊社では、ツール導入前に業務フローの整理や要件定義を丁寧に行うことで全体最適を実現し、システム導入の成果を最大化いたします。

③他システムとのAPI連携等の対応実績が豊富です。

ノーコードでは対応しきれない処理や、他システムとの連携等、自社人材では実装が難しい機能を部分的にお手伝いすることも可能です。その結果、kintoneから既存の基幹システムへ、シームレスなデータ連携を実現できます。

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