#10 まずは2週間、機械1〜2台で試してみる — Dsyncテスト導入のすすめ
この記事を読むと分かること
- 2週間、1〜2台で始めるテスト導入の具体的な流れ
- 顧客側の負担はどれくらいか
- テスト導入が本発注のリスクを下げてくれる理由
ここまでの記事で何度も「テスト導入」という言葉を使ってきました。
この記事では、その中身を具体的にご説明します。
「資料を読んでも、他社の事例を見ても、結局自社で使えるかは分からない」
こう思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その通りです。
だからこそ、チョイデジでは2週間のお試し導入を推奨しています。
テスト導入の具体的な流れ
お互いに「やりましょう」となってから、実際のデータを見るまでの流れは以下の通りです。
ステップ1:初回ヒアリング(1時間・オンライン可)
現状の課題や見たいもの、台数、機械の種類などをヒアリングします。
オンラインでも対応可能です。
この時点で「うちの機械につけられるか」「何を見ればいいか」を見極め、テスト設計を詰めます。
ステップ2:設置作業(2〜3時間・当社訪問)
Dsyncを実際に機械に取り付けます。
1台あたり約1時間です。
信号灯の配線ボックスを見つけ、動作確認をしてからデータをダッシュボードで見られる状態にします。
設備管理のご担当者様と一緒に作業を進めさせていただきます。
ステップ3:2週間のデータ収集
この期間中、お客様側で行う作業は、普段通り生産していただくことだけです。
それだけで、データが蓄積されていきます。
事務所内のPCブラウザやスマートフォンなどから、ダッシュボードを見ていただけるようになります。
ステップ4:サマリー提示(1時間・オンライン可)
2週間分のデータをチョイデジで集計し、Excelレポートと一緒に「見えてきたこと」をご説明します。
このタイミングで実際のダッシュボードを見ていただきながら、「このデータをもとに、うちでは何ができそうか」を一緒に考えます。
ステップ5:本導入or見送り判断
データを踏まえて、本格導入に進むか見送るかをご判断いただきます。
見送る場合はデバイスを回収して終了です。
テスト期間の費用はチョイデジが負担いたします。
お客様側の負担はどれくらいか
テスト導入と言われても、実際にやる側からすると「どれだけ手間がかかるのか」という不安があると思います。
ざっくり見積もってみましょう。
- 初回ヒアリング:1時間×1人(オンライン可)
- 設置作業時の立ち会い:2〜3時間×1人(生産設備の担当者)
- 2週間のデータ収集時:顧客側での作業は基本的にありません。
ただし、ダッシュボードをふと見て「こんなに止まっていたのか」「この停止は何だったのか」と話し合うタイミングは、きっと見つかるはずです。 - サマリー提示:1時間×1人(オンライン可)
合計して4〜5時間ほどです。
テスト期間の費用は、システムの標準機能のみで対応可能な場合は無料でお試しいただけます(詳細はお客様の設備によって変わりますので、ご相談いただけると幸いです)。
このコストと手間で「本当に自社で使えるか」を見極めてから、本発注に進める仕組みです。
テスト導入の「隠れたメリット」
テスト導入には、他にも意外なメリットがあります。
メリット①:「つけられない機械」を本発注前に見つけられる
製造現場には、意外と「つけられない機械」が存在します。
制御盤が基盤一体型だったり、クワガタ式の端子台がなかったり、必要な信号が見つからなかったり。
設備管理のご担当者様でも見越していない細かな点が原因で、取り付けられないケースが出てきます。
これを本発注してから見つけると、「うちの工場では使えなかった」という最悪の事態になります。
テスト導入では、全体の5%程度の機械が「要加工」「要部品追加」と判明することがあります。
こうした現実を事前に把握できることには、大きな価値があります。
メリット②:「こんなものか」というお客様側の受け止めができる
資料やデモを見て「それはいいね」と思うのと、自社の機械で画面を見て「これはうちのやりたいこととは違う」と思うのとでは、隔たりがとても大きいものです。
テスト導入は、見込みと現実のギャップを本発注前に埋める現実的な手段です。
メリット③:現場の反応を事前に見れる
どんなに優れたITシステムでも、現場や管理サイドが「使わない」と判断すれば、データは集まりません。
テスト導入の2週間は、「現場や管理サイドがこのシステムにどんな反応をするか」を見るための期間でもあります。
もし現場が抵抗してデータの質が上がらないなら、本発注しても同じことが起きます。
「取っても意味のないデータ」だったらどうするか
もう一つ、よくいただく質問にお伝えします。
「データを取っても、それが意味のないデータだったらどうするのか」
もっともな不安です。
しかし、チョイデジではこう説明しています。
「データを取る前に、何を見たいかをクリアにしましょう。もし取ったデータに意味がなくても、それは『見たいものが違った』ということです」
実際によくあるのは、「稼働率を見たいと思っていたけれど、取ってみたらちょこ停の方が面白かった」というケースです。
「生産数よりも、機械ごとのボトルネックが見えた」という声もよく聞きます。
これらは「取ってみて初めて分かること」であり、本発注時の要望に使える貴重な情報です。
「出てきたデータが意味を持つ」ようにするための伴走も、チョイデジが提供する価値の一つだと考えていただければと思います。
営業サイクルの現実的な見返り
記事の最後に、もう一つ現実的な話をしておきます。
テスト導入から本発注までの期間は、平均2.5〜3ヶ月というのがチョイデジの実績です。
- 1ヶ月目:Dsyncの検討、デモ説明
- 2ヶ月目:テスト導入の計画、設置、2週間のデータ収集
- 3ヶ月目:データレビュー、本導入検討、社内稟議、本発注
この期間を長いと見るか短いと見るかは、企業の事情によって変わります。
しかし、「関係者のコンセンサスを取り、現実的なデータを見て、社内で話し合って決裁を取る」というプロセスとしては、妥当な期間だと思います。
まとめ
Dsyncのテスト導入は、「とりあえず試してみる」を現実的に可能にする仕組みです。
「資料を読んだだけでは判断できない」「本発注のリスクは取りたくない」「現場の反応も見たい」。
こうしたもっともな考えに対して、2週間・1〜2台・初期費用ゼロという入り口をご用意しています。
このシリーズ10本をここまで読み進めてくださった方は、何かしらIoT見える化に興味を持っていただいている方だと思います。
その興味を、さらに一歩進めて「自社で見たいと思うデータ」にしてみる。
それが、テスト導入の一番の価値です。
チョイデジは、その一歩を踏み出していただけるよう、この進め方を推奨しています。
お気軽にご相談ください。
Dsyncのお試し導入にご関心のある方は、下記フォームからお問い合わせください。
初回ヒアリングは無償で、ご提案の期間も費用は発生しません。
「とりあえず話を聞いてみたい」というレベルで、お気軽にどうぞ。
あわせて読んでほしい!これまでの連載記事
工場の”見える化”、結局なにを見えるようにすればいいのか — 製造業DXの最初の一歩(#1)
「日報、ちゃんと書いてあるのに数字が合わない」— 紙の日報が抱える3つの限界(#2)
“ちょこ停”はなぜ見つからないのか — リーダーが現場を回っても掴めない停止時間の話(#3)
Dsyncとは何か — ラズパイベースの小型IoTデバイスでできること・できないこと(#4)
Dsyncが変える4つのこと — リアルタイム性・管理工数・改善活動・共通認識(#5)
設備稼働だけじゃない — IoTデバイスにセンサーをつけて広がる活用パターン(#6)
現場が動き出す — 製造業4社のデータ可視化・活用事例(#7)
記事の内容について、もっと詳しく聞いてみませんか。
まず30分、話してみる(無料) →